クレジットカード利用の背景（特典・割引使いこなし！クレジットカード比較マニュアル）

クレジットカード利用の背景

　いまや日常生活に欠くことのできないクレジットカード。社会人はもちろんのこと、主婦や学生にも必需品になろうとしています。日本クレジット産業協会の調査によると、日本国内のクレジットカードの発行枚数は2004年で約２億７千万枚に達し、10年前より２割近く増加したそうです。

子供を含めた日本人１人当たりでカード２枚を保有している計算で、カードを利用できる分野が広がっていることが追い風になっています。

クレジットカードが普及した背景

これだけクレジットカードが普及した背景には、活発な消費を背景にした私たちの生活が大きく関係しています。欲しいものがその場でお金を払わずに手に入る。そんな誘惑にかられたユーザーも多いことと思います。

　しかし、クレジットカードが出現した本来の意味はもっと違うところにありました。発祥の地であるアメリカでは高額の現金を持ち歩くことが危険であるとされ、慣習的に“札束”に対する警戒感がありました。

移民の国ならではの感覚なのかもしれませんが、札束を無造作に持ち歩くより様々の機能を装備したカードを一枚持つことの優位さを選んだのでしょう。

また、自らの安全性をアピールするためのステイタスとして、さらに自身の“クレジット”を証明する手段として、近年利用価値が高まっているといえます。

世界の五大ブランドクレジットカード

現在、世界の五大ブランドといえるのがＤＣカード、ダイナースクラブカード、アメリカンエクスプレス（以下アメックス）、三井住友ＶＩＳＡカード、JCBカードで、各社はそれぞれ特色を活かしながら顧客層を拡大し成長をし続けています。

例えばダイナースクラブカードやアメックスは、比較的高めな年会費を支払う見返りに様々な得点が付与されます。

電話一本で飛行機やホテルの予約を代行してくれ、旅先の安心も保障されています。どちらかというとハイソサエティなビジネスマンに重宝されているカードといえるでしょう。

それに対しマスター、三井住友ＶＩＳＡカードは、顧客重視もさることながら安価なマージンで加盟店を増やす庶民的なクレジットカード会社といえます。そのため世界的なイベントには必ずといっていいほど名を連ねます。

一方JCBカードは、日本で生まれた世界に通用するカードとして知名度を増しています。特に日本人の海外旅行ブームとともに、インターナショナルなカードとしての利用価値が高まっています。JCBカードは、顧客を重視しつつ加盟店も伸ばしていくカード会社で利用法も万能型といえるでしょう。各社のカード比較は後の項目で詳しく述べていくことにします。

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